ヘバーデン結節の痛みが続く方へ|治療の選択肢「動注療法」とは
指の第一関節の痛み・変形に対する治療の選択肢
指の第一関節の痛みや腫れでお困りではありませんか
- 指の第一関節が腫れてきた
- 曲げると痛みが出る
- 細かい作業がつらくなってきた
このような症状は、ヘバーデン結節でみられることがあります。これらは40代以降の女性に多くみられ、これまで「ホルモンバランスの変化」「加齢による変化」と説明されることも少なくありませんでした。
痛みの成り立ちについて新たな知見が報告されており、ヘバーデン結節にはモヤモヤ血管という異常な血管ができていることが近年の研究で判明してきました。
ヘバーデン結節の痛みに関与する可能性が指摘されている「新生血管」
慢性的な痛みを伴う部位では、新生血管(新しく増える血管)が増えていることがあると報告されています。
これらの血管は神経とともに増殖しやすい特徴があり、炎症や痛みの持続に関与する可能性が指摘されています。
このような血管は、画像上の見え方から「モヤモヤ血管」と呼ばれることがあります。
以下のような症状がみられる場合があります
- 指を動かしたときの痛み
- 安静時にも続く違和感や鈍痛
- 腫れや熱感が長引く
※ すべての指の痛みが新生血管によるものとは限りません。症状の原因はさまざまです。
これまでの一般的な治療法
ヘバーデン結節に対しては、従来、以下のような保存療法が中心に行われてきました。
- テーピング固定や安静
- 消炎鎮痛剤や湿布の使用
- サプリメント(エクオールなど)による補助
- 症状が強い場合には外科手術が検討されることもあります
これらの治療により症状の軽減が得られる場合もありますが、
痛みの程度や経過には個人差が大きく、十分な改善が得られないケースもみられます。
そのため、症状や状態に応じて、他の治療選択肢が検討されることもあります。
動注療法とは
動注療法は、手や肘周囲の血管から薬剤を注入する治療法です。
主に、慢性的な痛みを伴う関節や軟部組織の症状に対して、治療の選択肢の一つとして検討されることがあります。
この治療はオクノクリニックの奥野先生によって2014年に開発されたものです。
当院はオクノクリニックとライセンス契約を結び動注治療を行なっております。
※治療効果や経過には個人差があり、すべての方に同様の結果が得られるものではありません。
動注療法の特徴
- 治療時間は5~10分程度の外来治療
- 長期的な痛みの軽減が期待できる
- 副作用が少ない
動注療法が検討されることがあるケース
以下のような場合に、治療の選択肢の一つとして検討されることがあります。
- 保存療法で十分な改善がみられない場合
- 痛みが日常生活に支障をきたしている場合
- 手術以外の方法も含めて検討したい場合
※診察結果によっては、他の治療法や経過観察をご提案することもあります。
治療を検討されている方へ
指の第一関節の痛みや変形は、日常生活の質(QOL)に影響を及ぼすことがあります。一方で、症状の原因や進行度は個人差が大きく、適切な治療は一人ひとり異なります。
当院では、診察や検査結果をもとに、動注療法を含めた複数の治療選択肢について丁寧にご説明しています。
指の痛みでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
ながみね田村整形外科
熊本市東区長嶺小学校前
当院では、指の第一関節の痛みや変形(ヘバーデン結節)や母指CM関節症など、
整形外科疾患に対し、診察・画像評価をもとに症状に応じた治療を行っています。
動注療法(簡易動注療法)は、保存療法を基本としたうえで、
必要に応じて治療の選択肢の一つとしてご説明しています。
指の痛みや腫れでお困りの方は、お気軽にご相談ください。