変形性腰椎症

症状

腰の鈍痛やこわばりがあり、長時間の立位や動作で悪化します。進行すると腰を曲げる・伸ばす動作が制限されます。

チェックポイント

  • 腰を曲げ伸ばしすると痛む
  • 長時間立ったり歩いたりすると痛む
  • 腰にこわばりやだるさ

原因・病態

加齢により腰椎の椎間板や関節がすり減り、炎症や骨棘が形成されます。これにより腰の動きが制限され、痛みが生じます。

治療・予防

ストレッチや筋力強化で腰の安定性を高めます。鎮痛薬や物理療法で痛みを和らげます。
日常生活での姿勢改善と腰背筋の維持が予防になります。

脊椎圧迫骨折

症状

軽い転倒やしりもちで発症することが多いです。特になにもなくても「いつのまにか骨折」を起こすことがあります。

チェックポイント

  • 腰に痛み
  • 起き上がり動作で痛みがある
  • 高齢の女性に多い

原因・病態

骨粗鬆症が原因で骨がもろいと脊椎がつぶれ、痛みが生じます。骨の変形により姿勢や動作に影響します。

治療・予防

安静、鎮痛薬、コルセットで保護し痛みをコントロールします。骨粗鬆症の治療や再度の転倒を防ぐためリハビリテーションで筋力維持、バランス訓練などを行います。

筋筋膜性腰痛症

症状

腰に鈍い痛みや張り感があります。疲労や長時間の同じ姿勢で悪化します。

チェックポイント

  • 腰を押すと筋肉の張り感
  • 長時間座ったり立ったりで痛む
  • 動かすと軽減することもある

原因・病態

腰の筋肉や筋膜に負担がかかり、炎症やこわばりが起こります。姿勢不良や運動不足が関係します。

治療・予防

ストレッチや筋力強化、温熱療法で症状改善を図ります。姿勢改善や運動習慣が再発予防になります。

腰椎分離症

症状

成長期のスポーツ選手に発症しやすい腰の疲労骨折による腰痛です。腰を反らすと痛みが増します。

チェックポイント

  • 背中を反らすと痛む
  • 運動時に腰痛があり、運動時以外は腰痛は軽い
  • 成長期の少年に多い

原因・病態

腰椎の椎弓が疲労骨折して分離することで痛みが出ます。スポーツや運動の繰り返し動作が原因です。

治療・予防

病期によって治療方法が異なります。早い段階で適切な治療を行うことができれば、骨癒合する可能性が高く、一方で分離が進行すると、骨癒合はだんだん難しくなっていく特徴を持っています。安静、コルセット、リハビリテーションなどを行います。
下肢・体幹のストレッチと筋力訓練が予防になります。

仙腸関節障害

症状

仙腸関節を中心に痛みがあります。片側の腰やお尻、そけい部、太ももの裏に痛みが広がることもあります。

チェックポイント

  • 痛い部分を人差し指でさせる
  • 仰向けに寝れない、寝返りで痛い
  • 長時間座ると悪化

原因・病態

骨盤の左右をつなぐ「仙腸関節」がねじれたり緩んだり炎症を起こすことで痛みが出ます。出産後や姿勢のゆがみ、スポーツでの負担などが関係します。

治療・予防

安静、鎮痛剤の内服、仙腸関節ブロック注射、ベルトによる骨盤の安定化、リハビリで筋バランスを整えます。体幹と骨盤周囲の筋力をつけることが再発防止につながります。