靭帯損傷
(足関節捻挫)症状
足首の捻挫により、腫れ・痛み・内出血が出ます。歩行や運動で痛みが増します。
チェックポイント
- 足首の腫れ、内出血
- 足首を動かすと痛む
- 足首がぐらつく
原因・病態
足首をひねることで靭帯が損傷。スポーツや段差で発生しやすいです。繰り返すと慢性的に不安定になります。
治療・予防
急性期はRICE(安静・冷却・圧迫・挙上)を行います。きちんと治療しないと靱帯のゆるみが残ってしまうので早期受診が重要です。
足関節周囲の筋力強化、バランス訓練で再発を防ぎます。スポーツ復帰は段階的に。
足関節骨折
症状
足首や足に激しい痛み、腫れ、歩行困難が出ます。
チェックポイント
- 強い痛みで歩行困難
- 腫れや変形
- 外傷歴がある
原因・病態
転倒や外傷で骨折。靭帯損傷を伴うこともあります。
治療・予防
転位の小さい場合は保存療法(固定)、転位の大きい場合は手術が必要です。骨癒合後も足関節の柔軟性・筋力を回復させ負担を減らします。
アキレス腱断裂
症状
「バチッ」と音がして、急にふくらはぎの後ろに激痛が走った。
チェックポイント
- ふくらはぎに陥凹(へこみ)を感じる
- 歩くときにつま先立ちができない
- スポーツ中のジャンプ・ダッシュ直後に発症
原因・病態
急な踏み込みやジャンプ動作で、硬くなったアキレス腱が限界を超えて断裂します。30〜50代のスポーツ愛好家(特にテニス・バドミントン・バスケットボールなど)に多い疾患です。
治療・予防
① 保存療法(装具による固定)
断裂部が近接している場合に選択。
つま先を下げた状態でギプス・装具固定 → 徐々に角度を戻します。約8〜10週間の固定+リハビリが必要。
② 手術療法
若年者やスポーツ復帰を希望する方に選択。
断裂部を縫合して固定します。早期リハビリで再断裂を防止。
再断裂防止のため、復帰までは焦らず段階的に。筋力回復には数ヶ月を要しますが、適切な治療で予後は良好です。
アキレス腱炎、アキレス腱症
症状
かかと、かかとの少し上が痛い。朝起きて歩き出すと痛むが、動いていると少し楽になる。
チェックポイント
- かかとが痛い
- ふくらはぎを押すと痛みがある
- 長時間の歩行やランニング後にズキズキする
原因・病態
アキレス腱炎は、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)と踵骨をつなぐアキレス腱に炎症が起きる疾患です。
ランニングやジャンプ動作の繰り返し、靴の形状(硬いヒールカウンターなど)、加齢による腱の柔軟性低下などが主な原因です。
特にスポーツ愛好者や立ち仕事が多い方に多くみられます。
治療・予防
安静・アイシング・ストレッチによる保存療法。炎症が強い場合は内服や湿布で炎症を抑えます。
慢性化例では、圧力波治療やハイドロリリースなどの再生治療も有効です。ふくらはぎの柔軟性回復と足首周囲の筋力強化が重要です。
シンスプリント
症状
すねの内側に痛み、運動時に悪化。歩行やジャンプで痛みが強くなります。
チェックポイント
- すねの内側が痛む
- 運動時に悪化
- スポーツをしている
原因・病態
ランニングやジャンプ等の繰り返し負荷により脛骨の骨膜に炎症が起きる状態です。好発年齢は12~16歳で、女性にやや多いです。疲労骨折との鑑別が重要です。
治療・予防
安静、運動量調整、アイシング、ストレッチで下腿筋の柔軟性改善を図ります。ランニングフォームの見直しやインソールの使用が予防になります。
肉離れ
症状
ふくらはぎや太ももの筋肉に急な痛み。歩行や運動が困難になることがあります。
チェックポイント
- 筋肉の急な痛み
- 歩行・ジャンプで悪化
- 腫れや内出血
原因・病態
急なダッシュやジャンプで筋肉が断裂。筋疲労や柔軟性不足が誘因になります。
治療・予防
急性期:RICE(安静・冷却・圧迫・挙上)を行います。痛みが落ち着いたら段階的にリハビリ開始。プロロセラピーを行うこともあります。
筋力強化(特にエキセントリックトレーニング)、柔軟性向上、十分なウォームアップと疲労管理が重要です。競技復帰は段階的に行います。
有痛性外脛骨
症状
足の内側の突出部分に痛み。歩行やスポーツで悪化します。
チェックポイント
- 内側の突出部が痛む
- 10~15歳くらいの思春期に多い
- 扁平足と併発することが多い
原因・病態
過剰な内反荷重や骨の変形により疼痛が生じます。多くは捻挫を契機として足部内側に疼痛が出現します。
治療・予防
安静、アイシング、内服で炎症をおさえます。インソールやストレッチで負荷を軽減。
症状が改善しない場合は局所ステロイド注射を行います。
足底腱膜炎
症状
かかとや足底の痛み。朝の一歩目や運動開始時に痛むことが多いです。
チェックポイント
- 朝の歩き始めにかかとが痛む
- 足底を押すと痛む
- 運動後に痛みが増す
原因・病態
足底腱膜に繰り返し負荷がかかり炎症が起こります。偏平足や硬い靴、運動量が関係します。
治療・予防
ストレッチ、インソール、足底板、圧力波治療などで症状改善を目指します。
モートン病
症状
足の指間(特に第3・4指)にしびれ、痛み、灼熱感。歩行やつま先立ちで悪化します。
チェックポイント
- 指間のしびれ・痛み
- 歩行で症状悪化
- 足先がジンジンする感覚
原因・病態
神経が靴や足底の圧迫で炎症。ハイヒールや狭い靴がリスクです。
治療・予防
インソール、靴の調整、ストレッチ。足幅に合った靴選びが予防になります。
局所ステロイド注射や神経ブロックを行うこともあります。
外反母趾
症状
親指が外側に曲がり、付け根が痛む。靴を履くと痛みや赤みが出ます。
チェックポイント
- 親指の変形
- 靴で痛む
- 歩行で違和感
原因・病態
足のアライメントの崩れや靴の圧迫。遺伝や長時間のハイヒール着用も影響。
治療・予防
装具、インソール、ストレッチ。靴の幅や形に注意して日常生活で負担軽減。
症状や変形が強い場合は手術を検討します。適切な靴選びとインソールで圧迫を避け、足部筋力(特に母趾外転筋や足底の支持筋)のトレーニングと柔軟性維持を行います。
痛風発作
症状
足の親指や足関節が赤く腫れ、強い痛み。夜間に突然発作が起こることが多いです。
チェックポイント
- 足の親指付け根の腫れ・発赤
- 強い痛みで歩行困難
- 発作は突然
原因・病態
尿酸結晶が関節に沈着し炎症を起こす。食生活や代謝異常が関係します。
治療・予防
安静、鎮痛薬で炎症をコントロールします。尿酸管理、食生活改善、体重管理が予防になります。